第4期から就任した浜中裕徳理事長の下、プロジェクト間の調整による域内ニーズを踏まえた分野横断的研究を本格化。2008年に開催されたG8洞爺湖サミット準備プロセスを支援したほか、国際フォーラムやネットワークとの連携を進め、社会に変化を創り出すことを目指して、様々なセミナーの開催等を通じ、国内での情報発信を推進した。
持続可能な社会の実現に向けて植物生態学の立場から調査研究を行う国際生態学センター(JISE)を統合
第3期までの研究成果を踏まえた公開フォーラム「アジアの地球環境戦略:IGESの成果と展望」を開催
「アジアにおける2013年以降の気候変動枠組みに関する非公式対話」(日印、日中)の成果をアジアからの政策提言としてCOP13サイドイベントで発表
カンボジア政府と共同提案したCDMルール改訂案の一部がCOP13/京都議定書第3回締約国会合(CMP3)において正式承認
COP速報セミナーの開始:IGES研究員による現場情報の国内へのタイムリーな提供
革新的な研究の萌芽を育てることを目的としたIGES戦略研究基金の設置
G8環境大臣会合の開催を支援:草案作成を支援した「神戸3R行動計画」が洞爺湖サミット成果文書に盛り込まれ、国際シンポジウム「気候変動と水」の成果がG8環境大臣会合へのインプットとなった
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局とCDMデータ交換に関する覚書締結
IGES設立10周年記念「3,000本植樹」:JISEの指導により本部敷地内にて植樹を実施
IGES10周年記念シンポジウム「地球温暖化に立ち向かうアジア太平洋の戦略」の開催
日本政府の「インドネシア気候変動対策プログラムローン」への助言とモニタリングの開始(国際協力機構:JICAと共同実施)
国際シンポジウム「低炭素社会に向けた日印パートナーシップを目指して」を開催
兵庫県との連携による「うちエコ診断」パイロット事業の開始(兵庫県南部地域)
「低炭素社会国際研究ネットワーク(LCS-RNet)」の事務局に指定
持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP) の開始
アジア太平洋水フォーラム「水知識ハブ」の地下水担当機関に任命
「日中環境協力に関する覚書」において日中環境協力のプラットフォームのひとつに指定
CDM理事会にCDM制度改革をカンボジア政府と共同提案:CMP5における制度改正へのインパクトとなる
「アジア太平洋適応ネットワーク(APAN)」のアジア工科大学/国連環境計画アジア太平洋地域資源センター(AIT/UNEP RRC.AP)との共同運営開始
コベネフィットアプローチに関する技術や知見の共有を図る「アジア・コベネフィット・パートナーシップ(ACP)」の発足:IGESが事務局に指定
「合法的に管理された森林からの木材の流通・加工過程認証(CoC認証)ガイドライン」を策定:汎ASEAN木材認証イニシアティブへのインプット