アジア太平洋地域が直面する喫緊の課題を国際政策プロセスに向けて発信するため、フォーラム等の議論の場を提供するほか、研究者や実務者のネットワーク形成・情報共有を支援した。また、2005年の京都議定書の発効や「国連持続可能な開発のための教育の10年」の開始を受け、域内のニーズに対応すべく具体的なプログラムを立ち上げたほか、第4期に向けて戦略研究の効果的な実施のための研究マネージメント改善に取り組んだ。
クリーン開発メカニズム(CDM)推進のための能力構築支援事業の開始
地球環境に関する国際的共同研究を推進するアジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)事務局のIGESへの移管
「EnviroScope」(世界の環境に係る情報を提供するオンラインデータベース)の開始
MCED2005のサイドイベントにおいて、持続可能な社会の実現に関する100を超える提言を盛り込んだ「APFED最終報告書」を発表
日米気候政策ワークショップの開催:米国シンクタンクResources for the Future(RFF)とともに、両国の行政、学界、産業界、NGOの参加により、民間レベルでの協力関係構築について議論
政策決定者を対象とした研究成果の活用のための発信ツールとして「ポリシーブリーフ」を創刊
第6回IHDP公開会合の開催(ボン):共催機関としてIGESの活動について特別報告を行ったほか、気候変動、都市環境管理に関するIGESセッションを主催
日独気候政策シンポジウム2005、「産業と環境」国際ワークショップの開催:「日本におけるドイツ年」の一環として東京、神戸で開催
アジア太平洋環境開発フォーラム第2フェーズ(APFEDII)開始(~2010年)
将来気候政策枠組みに関するアジア各国でのステークホルダーの政策対話に基づき取りまとめた「Asian Perspectives on Climate Regime Beyond 2012」をCOP11サイドイベントで発表
「IGES白書」の創刊:第1巻「持続可能なアジア:2005年以降の展望―革新的政策を目指してー」
第4回世界水フォーラム(WWF4)(メキシコシティー)で2つの討議セッションを開催し、研究成果発表
第4期に向け、統合的戦略研究の企画調整を担うプログラム・マネージメント・オフィス(PMO)を設置
IGES北京事務所の開設:中国における研究活動をより機動的に実施する拠点として、中国環境保護部日中友好環境保全センター内に開設
南アジア3R専門家会議を開催(カトマンズ):アジア開発銀行(ADB)、国連環境計画(UNEP)とともに、研究機関、国際機関、行政機関、NGOの参加により南アジアでの3R促進について検討
APFED IIによる「アジア太平洋戦略研究機関ネットワーク(NetRes)」の設立:IGESが事務局に指定