2015年の持続可能な開発目標(SDGs)合意及びパリ協定採択により国際的な取り組みが大きく進展する中、アジア太平洋地域の低炭素社会構築に向けた「チェンジ・エージェント」として、域内ニーズを踏まえた様々なプロジェクトを実施するとともに、国際合意の実施に向け、ビジネスやライフスタイルの変革を目指し多様なステークホルダーとの連携を進めた。
世界資源フォーラム(ダボス)において、資源の消費とエネルギーの利用を地球1個分の範囲にまで削減する新たなアプローチ「Absolute Reductions in Material Throughput and Energy Use」を提案
COP19サイドイベントで研究成果報告・政策提言、さらに、CDMプロジェクト開発における標準化ベースラインを提出(カンボジア環境省と共同提案)、CDM理事会において採用決定
SDGsに関する国連総会公開作業部会(OWG)第7回会合議長サマリーにIGESの討議ペーパーが反映
「気候変動」と「SDGs」をテーマにフラッグシップ研究を開始
「2050低炭素ナビ」(国立環境研究所(NIES)と共同開発)を発表
IGES提案の「緑の贈与」が平成27年度税制改正大綱に盛り込まれ、実現
ネパール森林土壌保全省による「ネパール森林ガバナンススタンダード」(南クイーンズランド大学との共同研究により作成)の採用
アジア開発銀行(ADB)によるアジア太平洋諸国向けの持続可能な開発と気候変動に関する「アジア・リーダーシップ・プログラム」への貢献
IGES-UNEP環境技術連携センターの開設:UNEP国際環境技術センターへの支援と途上国の廃棄物管理改善に向けた活動実施のためIGES本部に設置
生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)アジア・オセアニア地域アセスメント技術支援機関(TSU-AP)の設置
IGESワーキングペーパー「増加する石炭火力発電所が日本の中長期削減目標に与える影響」の発表
SDGsの達成に向けたガバナンス改革を提言:フラッグシップ研究報告書を出版
UNFCCC-IGES地域協力センター(RCC)をバンコク地域センター内に設置
COP21に関する国内外の議論に貢献:フラッグシップ研究報告書等の発表・発信
IGES中長期戦略(2016年~2025年)を策定
パリ協定における能力構築連盟(Coalition on Paris Agreement Capacity Building)の立ち上げ支援
G7環境大臣会合への貢献:資源効率性に関する討議文書の作成にあたりIGESの研究成果を提供し、資源効率の主要アジェンダ化に貢献
経済協力開発機構(OECD)による「拡大生産者責任(EPR)に関する政策ガイダンス」の改訂への協力及び日本語要約版の出版による国内での普及推進
IGES本部にて再生可能エネルギー供給率の高い地域の電力供給源へ切り替え:CO2排出削減及び電力の地産地消へ貢献
企業のSDGsへの取り組みに関する報告書「動き出したSDGsとビジネス~日本企業の取組み現場から~」を出版
各年度の開始月を7月とする事業年度の期間変更(2016年度は2016年4月から2017年6月までの15ケ月間)