気候変動問題 国際動向の視点:COP 5 に向けての課題

ディスカッションペーパー

10 月25 日からのCOP 5(ボン)にむけて,気候変動問題の国際交渉は,いくつかの論点が浮かび上がってきている.その中で特に注目されるのは,京都メカニズム関連の動きであろう.COP 5 自身は特に大きな意志決定を行うことは期待されていないが,COP 6 に向けて,どう問題点の同定と整理を行い,それにつなげるプロセスをどう設置するか,という観点から重要なものとなろう.このような国際制度設計交渉の背景として,OECD 諸国の中には新たな政策措置,特に経済的手法である課税手段や国内排出権取引制度導入の動きが見られる.注目すべきは,産業界自らが積極的に(炭素税の代替措置として)排出権取引制度を促進しようとする動きを見せていることであろう.

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