容器包装のバリューチェーンを事例とする持続可能な消費と生産のステークホルダー分析

In アジア太平洋における持続可能な消費と生産:資源制約を乗り越えてアジアは豊かさを実現できるか
Chapter: 2010
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―複数のステークホルダーに向けた効果的な政策の組み合わせとは、当事者間の力関係を考慮に入れ、それに応じて責任を割り当てたものでなければならない。

―消費者は容器包装のバリューチェーンに影響力を及ぼしはするが、ステークホルダーとして最有力であるわけではない。また自治体は廃棄物処理の費用を負担するのが通例で、業者がどのような容器包装を使用するか決定する際の影響力は限られている。影響力の中心を成すのはブランドオーナーと小売業者であり、中でもブランドオーナーの影響力が最も強い。

―選択肢の再編集と拡大生産者責任を組み合わせた政策を採用することで、最も持続可能性の低い容器包装オプションが取り除かれ、容器包装廃棄物処理の責任を各ステークホルダーに割り当てることが可能になる。

―国レベルの容器包装の現状を調査し、政策オプションを採択または策定し、政府による実施を補助し、持続可能な取り組みの手本となるようステークホルダーに助言する容器包装調査委員会を設置しようという提案を行った。

―不必要な容器包装と廃棄物のさらなる削減のため、a)ブランド間の容器包装仕様、b)アジア諸国間の容器包装政策の2つを調和させようという提言が行われている。

―持続可能な消費を体系づけて完全なものとするには、政策の立案に際して3つの前提条件、すなわち当事者の適切な態度、奨励システム、適切なインフラの整備を満たしておく必要がある。

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