低炭素社会実現のための都市間連携ガイドブック2017

Commissioned Report

急速な人口増加と都市化に伴い交通渋滞、廃棄物処理、大気・水質汚染など様々な環境問題が顕在化している。また、地球温暖化の影響に伴い、世界各地の都市で局地的な豪雨や洪水、渇水・土砂災害などが頻発化している。また、都市は世界のCO2排出量の70%以上を占めると推定されており、アジアは2050年までに世界のエネルギー消費量およびCO2排出量の50%を占めると予測されていることから、アジアの都市の持続可能で低炭素な開発は世界的な課題になりつつある。
環境省では、この状況に鑑み、途上国の脱炭素化を展開・推進するために、都市間連携に基づく低炭素都市づくりを支援している。「低炭素社会実現のための都市間連携事業」は、効果的かつ効率的に低炭素都市になるために、途上国の都市が、持続可能で低炭素な都市経営の経験やノウハウを有する日本の自治体と連携する取組である。また、導入が検討されている優れた低炭素技術については、日本とパートナー国の両方で温室効果ガスの排出削減に貢献する二国間クレジット制度(JCM)が活用できる。都市では様々なインフラが集中していることから、これらの設備に優れた低炭素技術・製品・システムを導入し、展開していくことは、都市の低炭素化に役立つだけでなく、都市の環境改善やエネルギー供給など様々なコベネフィット効果が期待できる。
本書は、低炭素社会実現のための都市間連携事業に関心のある自治体や事業者の方々に事業の概要について理解を深める一助となるよう作成されたものである。

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