ベトナム国バリアブンタウ省 環境に配慮した産業集積並びに物流ハブ構想に係る情報収集・確認調査業務実施報告書

Commissioned Report

 本基礎情報収集確認調査(環境面)は、バリアブンタウ省(BRVT省)において、環境に配慮した産業集積を実現するにあたって、環境面における現状と課題を把握し、対策のための具体的な提言を行うことを目的に基礎調査を実施したものである。
 産業発展を実現するためには、多くの企業を誘致して生産活動を活発化させることが優先されるため、誘致促進や規制緩和などの対策が必要であるが、一方、環境対策を推進するためには、環境負荷の可能性が高い産業の誘致の限定や、企業にとって負担となる環境対策の実施、監視・規制の強化などを行うことが必要である。このように、産業集積と環境対策は一般的に相反する要素を持ち合わせているといえる。しかし、例えば、BRVT省と同様に重化学工業が発達している北九州市では、1960年代に顕在化した深刻な公害問題を克服し、環境先進都市として発展を遂げてきた傍らで、産業発展も同時に実現してきた実績がある。そのため、本調査では、北九州市の専門家の協力を得て、北九州市が産業集積と環境対策の両立を実現するにあたって実施してきた様々な施策や成功事例を参考にしつつ、BRVT省の実状に適し、実現可能な対策を見出すことを目指した。

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