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2019年6月7日発行
 
 
アマガエル
お知らせ
GEO-6ブリーフィングノート&政策決定者向け要約(SPM)日本語訳公開
2019年3月に開催された第4回国連環境総会(UNEA4)で注目されたトピックのひとつが、国連環境計画(UNEP)による「第6次地球環境概観(GEO-6)」の発表です。「健全な地球、健康な人々」をメインテーマに、現在の世界の環境を大気、生物多様性、海洋、土地、淡水、分野横断的課題などの観点から科学的に概観し効果的な政策やアプローチを検討するとともに、私たちに早急な行動の必要性を発信し、海外ではメディアなどでも大きく取り上げられました。IGESでは日本の皆さま向けに、ブリーフィングノートと政策決定者向け要約(SPM)の日本語訳を公開しました。

ブリーフィングノート「私たちは、地球環境概観が見る持続可能な未来をどう捉えるか?」
https://www.iges.or.jp/jp/sdgs/unea4/20190422.html

政策決定者向け要約(SPM) 日本語訳
https://www.iges.or.jp/files/sdgs/pdf/unea4/J_GEO6_SPM.pdf

APFSD 2019レポート&ブリーフィングノート公開
2019年3月にタイ・バンコクで開催された「持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD)」は、7月の「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」に向けて、アジア太平洋地域のSDGsの取り組み状況を把握することを目的に行われました。APFSD 2019に参加したIGES研究員による会議の成果を総括したレポートや、SDGsの達成状況を共有するための自発的自治体レビュー(VLR)に関するブリーフィングノートを公開しました。

レポート「Asia-Pacific Forum on Sustainable Development: Developing into a Useful Multi-stakeholder Platform for Experience Sharing and Networking」(英語のみ)
https://www.iges.or.jp/jp/sdgs/apfsd/report-20190523.html

ブリーフィングノート「地域と国や世界を包摂的な形で繋ぐ、制度設計上のイノベーション:自発的自治体レビュー(VLR)」
https://www.iges.or.jp/jp/sdgs/apfsd/briefing-note-vlr.html

ブローシャー「Our Actions for a Resource-efficient Future: Following Up G7 Progress on Toyama Framework on Material Cycles and 5-year Bologna Roadmap」公開(英語のみ)
様々なステークホルダーが資源効率のベストプラクティスを共有するフォーラム「資源効率性のためのG7アライアンス」では、先のG7環境大臣会合で採択された富山物質循環フレームワークならびにボローニャ・5ケ年ロードマップを踏まえ、参加各国が資源効率性改善に向けた具体的なアクションを推進しています。
IGESでは、日本政府のイニシアチブのもと、参加各国の取り組みをフォローアップする報告書の作成を進めており、2019年5月にフランス・メッスで開催されたG7環境大臣会合において、進捗をコンパクトにまとめたブローシャーを公開しました。

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APFSD 2019サイドイベント「SDGsのローカライジングを通じた、包摂性を促進する環境の推進」報告
2019年3月28日に掲題の公式サイドイベントを日本、インドネシア、フィリピン各政府ならびにUCLG ASPAC(都市・自治体連合アジア太平洋支部)と共催しました。地域におけるSDGs事例に加えて、地域循環共生圏や自発的自治体レビュー(Voluntary Local Review: VLR)などの新たな概念を紹介したほか、IGESが開設した世界初のVLR情報プラットフォーム「VLR Lab」に関して、UCLG ASPACと協業覚書署名式を執り行いました。

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韓国国立生態院と協力協定を締結
2019年5月21日、IGESと韓国国立生態院は、自然資源に関する研究において、両機関の研究者間の協力を強化することを目的に協力協定を締結しました。アジア太平洋地域の中では、この両機関のみが「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)」への技術的支援を提供する組織であり、相互に研究協力を行う最適なパートナーとして今回の協定締結に至りました。

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新刊出版物
Asia-Pacific Landscape Transformations: Solutions for Sustainability ポリシーレポート
”Asia-Pacific Landscape Transformations: Solutions for Sustainability”(英語のみ)


本稿は、アジア太平洋地域全体で見られる土地利用の急激で著しい変化とその影響を明らかにするとともに、政策やその意思決定において欠如している、持続可能な土地利用に対する適切なビジョンとは何かを示し、さらにはそうしたビジョンの実現に役立つ統合的アプローチを提案するものです。

「アジア太平洋地域の大気汚染:科学に基づくソリューション・レポート (サマリー)和訳版」 ポリシーレポート
「アジア太平洋地域の大気汚染:科学に基づくソリューション・レポート (サマリー)和訳版」


アジア太平洋地域における大気汚染の現状と具体的な政策措置について科学的見地から包括的に分析した初めての評価報告書の日本語仮訳版[翻訳:IGES及びアジア大気汚染研究センター(ACAP)]。 アジア太平洋地域の多様性を考慮しながら、持続可能な開発目標(SDGs)と整合した費用対効果の高い25の大気汚染対策を取りまとめています。

Six Proposals for Future Policies towards Circular Economy and Society ポリシーブリーフ
“Six Proposals for Future Policies towards Circular Economy and Society”(英語のみ)


2019年5月26・27日に、G20参加国の政策研究ネットワークである“T20(Think20)会合”が開催され、IGESからも複数の研究員が参加しました。本稿はT20のポリシーブリーフとしてIGES研究員が中心となり作成したもので、G20諸国に代表される先進国と新興国に向けて、循環経済と循環型社会を世界的に主流なものとするための6つの優先事項を示し、関連政策がすでに取られている国に対してはさらなる課題を提案するものです。

注目の出版物
「欧州連合域内排出量取引制度の解説」 ワーキングペーパー
「欧州連合域内排出量取引制度の解説」


2005年に欧州で導入されたキャップ&トレード型の欧州連合域内排出量取引制度(EU-ETS: European Union Emissions Trading System)は、世界の気候変動施策を先取りしたものとして、追随して行われている他の国内排出量取引制度のモデルにもなっています。本ワーキングペーパーではEU-ETSの制度内容とその変遷について詳細に分析・説明しています。

採用情報
採用情報 戦略的定量分析センター
リサーチ・マネ―ジャー 1名(6月9日締切)

ファイナンスタスクフォース
グリーン金融担当 1名(6月9日締切)

ビジネスタスクフォース
企業ネットワーク運営担当⼜は 企業における再⽣可能エネルギー導⼊の推進担当 1名(6月23日締切)

戦略マネージメントオフィス
ナレッジ・コミュニケーション部門 気候変動とエネルギーに関するコミュニケーション・オフィサー 1名(7月28日締切)

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