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2023年4月4日発行
気候変動適応の重点課題への取り組みに向けて - AP-PLATの枠組文書を策定
お知らせ
「アジア太平洋気候変動適応情報プラットフォーム」(AP-PLAT)の枠組文書を策定
激甚化する自然災害や海面上昇、生態系の変化など、気候変動は私たちの生活に様々な影響をもたらしています。その影響・変化に対して備えることで、個人や社会の強靭性(レジリエンス)を強化する「適応」の重要性が国際的に高まっています。IGESは、気候リスクに応じた意思決定と実践的な適応行動の実現を目的に発足した気候変動適応に関するパートナーシップ連携のイニシアチブである「アジア太平洋気候変動適応情報プラットフォーム」(AP-PLAT)を通じて、各国政府、自治体、関係機関、民間セクターなどとともに、アジア太平洋地域における適応行動を促進しています。その活動の一環として、このたび、適応の重点課題への取り組み強化に向けて、IGESは環境省と国立環境研究所との協働により、AP-PLATの活動の指針となる二つの枠組文書「AP-PLAT Framework for Action 2023-2025」および「Strategy for Capacity Development Program 2023-2025」を策定しました。

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「SDGs進捗レポート2023~GCNJ会員企業・団体の取組現場から~」を発行
IGESおよびグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」について、GCNJ会員企業・団体の進捗度に関する最新の調査結果をとりまとめた「SDGs進捗レポート2023」を3月6日に発行しました。本レポートは、SDGsに関する認知度のほか、国連グローバル・コンパクトが重視するSDGsのゴール5、8、13、16と、日本企業で取り組みの加速が期待されるゴール12の計5つのゴールへの取り組みの進捗について、各分野の専門家による分析・考察をまとめています。5つのゴールの分析・考察にあたり主題にしたテーマは、企業・団体の活動にとって重要な「ジェンダー平等」、「はたらきがい・人権」、「持続可能な消費と生産」、「気候変動」、「腐敗防止」です。前回の調査でSDGs認知度と取り組み進捗度の十分な高まりが明らかになったことを踏まえ、今回は、SDGsの経営への組み込みや取り組む際の課題など、実践段階における取り組みの「質」について深掘りした内容になっています。また、本レポート発行を記念したローンチイベントを3月7日に開催し、レポートの内容を詳しく紹介したほか、2030年のSDGs達成に向けて鍵となる「バリューチェーンを通じた取り組み」に関する具体的な事例を報告しました。

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ICIMODと協力協定を更新
IGESと国際総合山岳開発センター(ICIMOD)は、これまでの長期的な協力関係をより強化することを目的として、3月7日に協力協定の更新を行いました。両機関は、自然資源管理、気候変動への適応と災害リスクの軽減、政策とガバナンス、SDGsに協力して取り組むことに合意しました。この協定には、情報の交換と共有、共同研究の推進や共同出版物の作成、能力開発プログラムの実施、さらにそれぞれが有するネットワークへの貢献が含まれています。

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「第10回 持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD 2023)」理事長メッセージとIGESサイドイベントの動画を公開
国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)が3月27日~30日にバンコクで開催したAPFSD2023では、2030年の目標達成に向けて折り返し地点を過ぎたSDGsの取り組み状況について、アジア太平洋地域の視点からレビューが行われました。IGESでは、今回のAPFSDおよび7月にニューヨークで開催されるハイレベル政治フォーラム(HLPF)に向けた議論のポイントを整理し、理事長メッセージとして発信しました。また、3月29日に開催したサイドイベントでは、気候変動目標とSDGsを同時に達成するためにアジア太平洋地域の都市や地域において実施されている相乗効果(シナジー)を促進する具体的事例を紹介しました。

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これからのイベント
「アースデイ東京2023@代々木公園」に参加(4月15-16日)
1970年に始まった「アースデイ」は、世界175カ国、約5億人が参加する世界最大の地球フェスティバルです。日本国内でも2001年に初めて代々木公園で開催されて以来、代々木公園でのフェスティバルを中心に活動を続け、「エコ」や「オーガニック」「サステナブル」「エシカル」「ダイバーシティ」「インクルーシブ」といった概念や、自然エネルギーの普及やゴミを出さないイベントのあり方を提示してきました。ライブやトーク、物販や出店など「祭り」という形式を取ることで、喜びや希望も感じられるのが最大の魅力です。このアースデイ東京2023@代々木公園に、IGESもブース出展し、IGESが取り組む環境課題や、IGESの活動を来場者のみなさんに紹介します。

アースデイ東京2023公式webサイト(外部サイト)

OECDシンポジウム「気候変動および環境分野におけるOECDの取り組みとG7への貢献」(4月17日)
経済協力開発機構(OECD)は、より良い暮らしのためのより良い政策を実現するために、経済、教育、環境、開発援助の分野を中心とする専門知識に基づき、G7やG20をはじめとする国際的な政策プロセスに政策提言やデータ提供を行っています。本シンポジウムでは、気候変動および環境分野におけるOECDの取り組みを紹介するとともに、4月15日~16日に行われるG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合へのOECDの貢献を共有します。また、脱炭素社会への移行や、生物多様性の損失を止め回復に転じるネイチャーポジティブ経済への移行といった世界共通の差し迫った課題の解決に向けて、今後OECDに期待される役割について議論を深めます。

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2022年版和訳公開イベント「気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ」 ~10 NEW INSIGHTS IN CLIMATE SCIENCE~(4月18日)
「10 New Insights in Climate Science」(気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ)は、Future Earth、The Earth League、World Climate Research Programme(世界気候研究計画)が共同で作成し、気候変動に関する重要かつ最新の科学的知見をまとめた報告書で、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)締約国会議(COP)にあわせて毎年発表されます。本ウェビナーでは、COP27で発表された2022年報告書の和訳公表とともに、執筆者や専門家が10のメッセージからピックアップした内容を分かりやすく説明します。IGESからは生物多様性と森林領域の山ノ下麻木乃ジョイント・プログラムディレクターが登壇します。

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過去のイベント(発表資料・動画公開中)
国際熱帯木材機関(ITTO)事業報告会「中国・ベトナムにおける持続可能な木材貿易のための合法性確認システム等の分析」
IGESは、木材輸入事業者の合法性確認(デュー・デリジェンス)を支援するために、国際熱帯木材機関(ITTO)が中国とベトナムを対象に実施した、両国の法制度の概要、木材サプライチェーンの状況および現地事業者の合法性確認に関する取り組みについての情報収集・分析に貢献しました。3月31日に開催された本報告会では、これらの調査結果をもとに、2020年7月に中国で施行された改正森林法における違法伐採材の取り扱いや合法性確認に関する事業者の取り組みについて報告しました。また、ベトナム政府が定めたリスク基準(樹種および地域リスク)に基づき日本に輸出される木材製品の中で、どの製品にどの程度リスク木材が含まれるのか、貿易データに基づく傾向を明らかにするとともに、ベトナム国産材を使った製品の合法性確認に活用できるサプライチェーン管理に関する取り組み事例を紹介しました。

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「脱炭素都市国際フォーラム2023」
パリ協定で定める1.5℃目標を達成する上で、世界の温室効果ガス(GHG)排出量の7割、エネルギー需要の6割以上を占める都市の脱炭素移行が不可欠です。また、人口の5割が集中する都市のレジリエンスの強化は、気候変動による影響から人命と社会インフラを守る上でも急務です。3月1日に開催した本フォーラムでは、2023年4月に開催されるG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合に向けて、国と自治体の連携促進策等を議論しました。また、国内外の多様な都市および関連機関をお招きし、都市の脱炭素移行やレジリエンスの強化、マルチベネフィット(スマート/コンパクトシティ、デジタル、循環経済、ネイチャーポジティブ経済等)に関する先進事例を共有しました。

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「都市と暮らしを脱炭素化するための市民参加のイノベーション」
脱炭素社会に向けた消費の変革を実現するためには、消費者個人の意識や行動の変革と同時に、社会や文化、ビジネス、政策や税制などの制度、製品・サービス供給にかかわるインフラと技術をあわせた5つの面での総合的な変革が求められます。そのため、行政、企業、市民、それぞれの知見と能力を活用した協働と共創が不可欠です。2月24日に開催した本ウェビナーでは、国内外5都市の事例から、脱炭素化に向けた行政と企業、市民の協働と共創を進める方法や課題を議論しました。

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新刊出版物
ポリシーレポート
「SDGs進捗レポート 2023 ~GCNJ会員企業・団体の取組現場から~」
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン; IGES

「SDGs進捗レポート 2023 別冊 GCNJノン・ビジネス会員による連携・協働の取り組み」
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン; IGES

翻訳
「IPBES自然の多様な価値と価値評価の方法論に関する評価報告書 政策決定者向け要約」

「IPBES野生種の持続可能な利用に関するテーマ別評価報告書 政策決定者向け要約」

「世界のエコロジー的近代化:理論と事例研究」
アーサー・P・J・モル; デービッド・A・ゾンネンフェルド 編著
松野弘; 松下和夫 監訳(ミネルヴァ書房)

ワーキングペーパー
「実潮流に基づく電力系統運用シミュレーションを用いた日本の再生可能エネルギー実質100%シナリオにおける電力需給構造分析」
栗山昭久; 劉憲兵; 内藤克彦; 津久井あきび; 田中勇伍

「Accelerating Net-zero Goals in Asia: The Role of Joint Crediting Mechanism and Co-innovation」
Nanda Kumar JANARDHANAN; Temuulen MURUN

「Just and Sustainable Transitions for a Net-Zero Asia: Emerging Issues and Solutions」
So-Young LEE; Matthew HENGESBAUGH; Nobue AMANUMA

ブックチャプター
「Overcoming the Climate Crisis and Achieving the SDGs: After COVID-19 and the Russian Invasion of Ukraine」(A World in Crisis, a World in Progress: Growing Better Together)
Kazuo Matsushita

「Life-cycle Assessment of Membrane-based Desalination Technologies and Alternatives」 (Membrane Technology for Sustainable Water and Energy Management)
Safa RACHID; Selim KARKOUR; Amila ABEYNAYAKA; Hicham CHATOUI; Mohamed MERZOUKI; Jauad EL-KHARRAZ

ファクトシート
「Citizen Participation for Solar Energy Development in the EU - Case Study from Vienna, Austria」
Mariam KVARATSKHELIA; Junko AKAGI

データベース更新
「IGES Joint Crediting Mechanism (JCM) Database」

「IGES Biennial Update Report (BUR) Database」

「IGES CDM Programme of Activities (PoA) Database」

「IGES CDM Monitoring and Issuance Database」

「IGES CDM Project Database」

査読付論文
「National GHG Inventory Capacity in Developing Countries - A Global Assessment of Progress」(Climate Policy)
Chisa UMEMIYA; Molly K. WHITE

「Promoting Global Health Transdisciplinary Research for Planetary Health: Towards Achieving the 2030 Agenda for Sustainable Development」 (Journal of Global Health)
Long Tam PHAM; Pankaj KUMAR; Wirawan Dony DAHANA; Duc Hong NGUYEN

「Investigating Urban Heat-related Health Risks Based on Local Climate Zones: A Case Study of Changzhou in China」(Sustainable Cities and Society)
Lei MA; Guoan HUANG; Brian JOHNSON; Zhenjie CHEN; Manchun LI; Ziyun YAN; Wenfeng ZHAN; Heng LU; Weqiang HE; Dongjie LAN

「Assessing the Impacts of Current and Future Changes of the Planforms of River Brahmaputra on Its Land Use-Land Cover」 (Geoscience Frontiers)
Jatan DEBNATH; Dhrubajyoti SAHARIAH; Durlov LAHON; Nityaranjan NATH; Kesar CHAND; Gowhar MERAJ; Pankaj KUMAR; Suraj Kumar SINGH; Shruti KANGA; Majid FAROOQ

メディア掲載
生物多様性と森林領域の高橋康夫リサーチマネージャーの寄稿記事がニッキンONLINEに掲載されました。
2月27日「Vol.15 ビジネス観点で読む、生物多様性の重要論点と国際動向」(有料会員限定公開)

ニッキンONLINE ウェブサイト

3月13日「Vol.16 昆明・モントリオール生物多様性枠組の3つのポイント」(有料会員限定公開)

ニッキンONLINE ウェブサイト

気候変動とエネルギー領域の田村堅太郎プログラムディレクターの寄稿記事が日経GXに掲載されました。
3月3日「米IRA、インドが不信感 分断懸念で1.5度目標に暗雲も」(有料会員限定公開)

NIKKEI GX ウェブサイト

採用情報
採用情報 2023年4月30日 応募締切
・生物多様性と森林領域 研究員 1名

採用者決定次第終了
・戦略マネージメントオフィス(計画と管理)プロフェッショナル職員(会計担当マネージャー、会計担当スタッフ)若干名
・戦略マネージメントオフィス(テクノロジーソリューションズ)自社内ウェブ開発エンジニア(PHP, JavaScript)1名
・気候変動とエネルギー領域 研究員 1名

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