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2021年4月5日発行
Sakura
お知らせ
気候変動対策に関する児童向け書籍を監修
パリ協定の1.5℃目標達成に向けた児童書「はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦 ①はかる編」および「はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦 ②へらす編」(さ・え・ら書房)を監修しました。本書は次世代を担う子ども向けに、私たちの日常生活が気候変動に与える影響や持続可能な未来のためにできる行動を、科学的根拠に基づきわかりやすく、また子どもにも身近な事例や説明を用いて解説したものです。IGESの報告書「1.5℃ライフスタイル―脱炭素型の暮らしを実現する選択肢―」を軸に、地球温暖化対策の歴史的経緯および国内外の最新動向などを大幅に加筆するとともに、地球温暖化以外の環境影響や他国・産業の視点を盛り込み、総合的な理解が進むよう構成しました。

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気候変動と脱炭素をテーマにしたウェビナーシリーズを開始
4月9日より気候変動・脱炭素をテーマにしたウェビナーシリーズを開始します。企業・自治体などの脱炭素に向けた動きが加速するとともに、国外においても、米国、EU、中国、韓国など多くの国がカーボンニュートラルを発表するなど動きが活発化しています。こうした背景のもと、本シリーズは脱炭素社会への転換に向け、国内外の最新の情報をお届けすることを目的に、2つのトラックで実施します。「気候変動トラック」では、脱炭素社会の実現に向けた対応を模索する企業や自治体の方に向けて、今後のビジョンや戦略作りのヒントとなるような気候変動を取り巻く旬の情報を提供します。また「炭素市場トラック」では、企業や自治体の実務担当者向けとして、炭素市場に関する最新の国内外の情報を提供していきます。

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SDGs日本企業調査レポート2020年度版「コロナ禍を克服するSDGsとビジネス」を発刊
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)とIGESが、2016年度より毎年発行している持続可能な開発目標(SDGs)日本企業調査レポートは、日本企業のSDGs進捗状況を把握するための最も信頼性の高い資料の一つとして、今日、広く利用されています。3月25日に発刊したSDGs日本企業調査レポート2020年度版「コロナ禍を克服するSDGsとビジネス」では、GCNJ会員企業・団体のSDGsに関する認知度や取り組み状況について5年間の進展度合いを分析するとともに、サステナビリティの観点から、コロナ禍でクローズアップされたビジネスや働き方の変化、企業・団体の社会課題に向き合う基本スタンスや期待される今後の取り組みについて考察をしています。

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世界の循環経済加速に向けた官民協働プラットフォームPACEにナレッジパートナーとして参加
3月24日に、世界資源研究所が運営する循環経済加速に向けたプラットフォームであるPACE(Platform for Accelerating the Circular Economy)にナレッジパートナーとして参加しました。このパートナーシップを通じて、IGESは特に日本およびアジア太平洋地域に関連した知見ならびに事例を提供し、PACEのネットワークと世界のビジネス、政府、研究者、消費者、そして市民社会の循環経済に向けた取り組みに貢献していきます。

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武内和彦IGES理事長が令和3年(第15回)「みどりの学術賞」を受賞
武内和彦IGES理事長が第15回「みどりの学術賞」を受賞することが決定しました。4月23日開催予定の「みどりの式典」にて授与されます。「みどりの学術賞」は、国内の植物、森林、緑地、造園、自然保護等に関する研究や技術の開発など「みどり」に関する学術上の功績のあった個人に内閣総理大臣から授与されるもので、今回の受賞では「人と自然が共生する社会(自然共生社会)の実現に向けた地域生態学の実践とサステイナビリティ学への展開」に関する功績が評価されました。

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国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)との協力協定を更新
3月31日に、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)と、アジア太平洋地域への貢献において相互に関心のある分野で協力していくことを再確認し、新たな協力協定に署名しました。両機関は、1)環境と持続可能な開発に関する活動の相乗効果を図り、それぞれの活動の有効性と影響力を高めること、2)情報に基づいた政策対話を促進するための共同分析やキャパシティ・ビルディング活動を通じて、環境と持続可能な開発の分野におけるアジア太平洋地域の科学と政策のインターフェースを強化すること、に重点的に取り組んでいきます。具体的には、資源効率と循環型経済、廃棄物とプラスチック汚染、気候変動、大気汚染、持続可能な都市、生物多様性、災害リスク削減、持続可能な都市モビリティ、そしてSDGsの推進等の優先分野において、情報や研究成果の共有、会議の開催、定期的な協議等を進めていきます。

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START International, Inc.とのアジアにおける「地域循環共生圏」推進協力のための協定を更新
3月23日に、米国のNGOであるSTART International, Inc.と、アジアにおける「地域循環共生圏(CES)」推進協力のための協定を更新しました。本協定により、両機関は南アジア・東南アジアにおけるCESプラットフォーム開発への研究者・地方自治体の参加を促していきます。CESプラットフォームは、科学と政策の知見を結び付けながら、持続可能な開発目標(SDGs)を地域で展開し環境・経済・社会の統合的向上を図る上での優先課題に取り組むものです。

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「Platform for REDESIGN 2020」に更新情報を追加
IGESが貢献する、各国のCOVID-19に関する取り組み情報を共有するオンラインプラットフォーム「Platform for REDESIGN 2020」に、新たにコロンビアとアルメニアからそれぞれの取り組み情報が提出され、オーストラリア、カナダ、ロシアからは政策に関する更新情報が寄せられました。ロシアの温室効果ガス排出規制に関する新法案については、「ニュース&イベント」を参照ください。なお、今回追加された最新の情報は、各国の行動を示す統計やグラフにも反映されています。

「Platform for REDESIGN 2020」ウェブサイト(英語のみ)

これからのイベント
「気候変動ウェビナーシリーズ」

気候変動ウェビナーシリーズ気候変動トラック第1回「バイデン政権における米国気候政策に関する展望」(4月9日開催)
気候変動と脱炭素をテーマにしたウェビナーシリーズ気候変動トラックの第1回目は、米国気候政策の動向について取り上げます。初期のバイデン政権の気候戦略・政策の主要な要素、カーボンプライシングや国境炭素調整措置の可能性を含め、将来的な方向性を探ります。また、バイデン政権の気候政策立案プロセスの全体的な構造についても説明します。

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気候変動ウェビナーシリーズ炭素市場トラック第1回「自主的炭素市場拡大タスクフォース等に関する動向」(4月16日開催)
気候変動と脱炭素をテーマにしたウェビナーシリーズ炭素市場トラックの第1回目は、「自主的炭素市場拡大タスクフォース等に関する動向」について解説します。自主的炭素市場のオフセットの動向や、ネットゼロを発表した国内外の企業のオフセットの取り組み事例、また、投資家や非政府主体のオフセットに対する考え方などについても説明します。

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過去のイベント
「持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラムサイドイベント」
「持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD)」は、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)が毎年開催する国際会議で、「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」に向けて、アジア太平洋地域の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組み状況を把握することを目的としています。第8回目となったAPFSD 2021は「アジア太平洋地域におけるCOVID-19パンデミックからの持続可能でレジリエントな回復」をテーマに3月23日から26日まで開催され、IGESは以下2つのサイドイベントを行いました。

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「アジア太平洋地域の循環型経済に向けた廃棄物ゼロ社会の構築」
3月25日にインドネシア・バンドン市やフィリピン・サンフェルナンド市などと共催した本サイドイベントでは、アジア太平洋地域でどのようにゼロウェイストシティー(廃棄物ゼロ型都市)の取り組みを進め、廃棄物に関する政策・計画・戦略を実施するかについて、これまでの経験や自治体・政府・地域・グローバル間の連携を通じて得られた知見をもとに議論しました。

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「カーボンニュートラル:アジア太平洋地域の未来~脱炭素移行への貢献~」
3月23日に環境省などと共催した本サイドイベントでは、新型コロナウイルス感染症からの復興と同時にアジア太平洋地域の脱炭素移行に貢献することを目的に、特に都市に着目し、先進的な都市から脱炭素のドミノの輪を広げていくことを目指して、取り組みを加速させるための方策について議論しました。

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「第2回北九州SDGs研修」
3月23日・24日の2日間にわたり、NPO里山を考える会の協力のもと開催しました。本研修は、北九州市におけるSDGsの実装について、特に非日本語話者向けに、学習機会とネットワーキングの場を提供するものです。初日はSDGsのローカリゼーションの国際的な動きと北九州市の貢献について、2日目は北九州市におけるSDGsのローカルアクションについて紹介したほか、参加型ディスカッションを行いました。

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「脱炭素都市国際フォーラム」
3月17日・18日に環境省が主催した本フォーラムでは、小泉進次郎環境大臣が日本の取り組みを共有したほか、国内外の都市がそれぞれの先進事例について発表するとともに、マルチレベルの協力を通じて脱炭素ドミノ効果を生み出していくことの必要性を強調しました。IGESは、本フォーラムの企画・運営において主導的な役割を果たすとともに、研究員がセッションに登壇しました。また、ジョン・ケリー米国気候変動問題担当大統領特使のビデオメッセージではIGESの貢献について触れられました。小泉大臣、エスピノーサUNFCCC事務局長、ケリー特使の開会セッションのビデオはIGESウェブサイトからご覧いただけます。また、当日の発表資料、その他の動画も随時公開予定です。

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「第7回 3R国際会議(3RINCs)」
コロナ禍で社会は停滞していますが、すでに世界各地でグリーンリカバリー政策による経済の立て直しに向けた動きが加速しています。廃棄物・資源循環分野においてもグリーンリカバリ―が求められる中、3月11日・15日~19日に廃棄物資源循環学会が主催した本会議では、アジア大洋州各国等から学術・政策・ビジネス各分野の関係者が集まり、学際的な議論を行いました。本会議のウェブサイトからは、発表資料や当日のビデオをご覧いただけます。

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3RINCsウェブサイト(英語のみ)

「第7回アジア太平洋適応ネットワーク(APAN)フォーラム」
第7回APANフォーラムは、3月8日から12日にかけて「すべての人が気候変動に適応していくための重要な10年」をメインテーマに開催されました。IGESは主催国である日本の環境省との協力のもと、運営を全面的に支援するとともに、フォーラムセッションパートナーとして参画しました。当日のビデオアーカイブへのリンクを、IGESのウェブページに掲載しました。

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ビデオアーカイブ

新刊出版物
ポリシーレポート
「コロナ禍を克服するSDGsとビジネス~日本における企業・団体の取組み現場から~」
ポリシーブリーフ
「PANCES政策提言No.5 生物多様性地域戦略による自治体の取組推進に向けて」

「Integrating Clean Air, Climate, and Health Policies in the COVID-19 Era: The Role of Co-benefits and the Triple R Framework」(Asian Co-benefits Partnership)
ブック
「Renewable Energy Transition in Asia: Policies, Markets and Emerging Issues」(Palgrave Macmillan)
ブックチャプター
(「Climate Change, Disaster Risks, and Human Security: Asian Experience and Perspectives」Springer Nature所収)
「State Fragility and Human Security in Asia in the Context of Climate and Disaster Risks」


「Policies and Institutions Shaping Human Security in an Era of Changing Climate and Increasing Disasters」
ワーキングペーパー
「Challenges and Opportunities of Source-Segregated Waste Collection in Sri Lanka」
翻訳
「NDC統合報告書(日本語翻訳版)」
ブリーフィングノート
「UNEAのバーチャルガバナンスセッションでは一定の進展が見られたものの、オンライン交渉の限界も明らかになった」

「生物多様性のビッグイヤーに関する初心者向けガイド」
ツール
「これからの事業存続のために知っておきたい再生可能エネルギー活用のためのキーワード」
政策プロセスへの提言
「Guidelines for Safe Closure and Rehabilitation of Municipal Solid Waste Dumpsites in Sri Lanka」
データベース更新
「IGES Biennial Update Report (BUR) Database」

「IGES List of Grid Emission Factors」

「IGES CDM Programme of Activities (PoA) Database」
査読付論文
「Geochemical Modeling to Infer Genetic Origin of Groundwater and Associated Health Risks in Desertic Aquifers」(Groundwater for Sustainable Development)

「Agroforestry to Achieve Global Climate Adaptation and Mitigation Targets: Are South Asian Countries Sufficiently Prepared?」(Forests)

「Enhancing Synergies in Nature’s Contributions to People in Socio-ecological Production Landscapes and Seascapes: Lessons Learnt from Ten Site-based Projects in Biodiversity Hotspots」(Sustainability Science)

「A Future Outlook of Narratives for the Built Environment in Japan」(Sustainability)

「Does Building Development in Dhaka Comply with Land Use Zoning? An Analysis Using Nighttime Light and Digital Building Heights」(Sustainability Science)

「History as Grounds for Interdisciplinarity: Promoting Sustainable Woodlands via an Integrative Ecological and Socio-cultural Perspective」(One Earth)

「Urban–rural Linkages: Effective Solutions for Achieving Sustainable Development in Ghana from an SDG Interlinkage Perspective」(Sustainability Science)

採用情報
採用情報 ビジネスタスクフォース・ユニット
シニアまたはプロフェッショナルポジション 若干名(採用者決定次第終了)

持続可能性ガバナンスセンター
シニアまたはプロフェッショナルポジション 1名(4月18日締切)

自然資源・生態系サービス領域 気候変動適応チーム
シニアまたはプロフェッショナルポジション 1名(4月30日締切)

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